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被虐性愛
(マゾヒズム; Masochism, パッシヴ・アルゴラグニア; Passive Algolagnia) ; Code. FES+FDS3+VIS3/MET/A

  1. マゾヒズム (Masochism) は, 被虐性愛者であるオーストリアの作家ザッヘル・マゾッホ (Sacher Masoch) の名前に由来する.

  2. 被虐性愛は, 「倒錯症候群/運動表現型/集団」に発現する精神疾患であり, 性倒錯の1症状としてある.
  3. 倒錯症候群は, 自由拡張症候群行動精神病自由損傷症候群の複合症状である.
  4. 本疾患は, 自由拡張症候群が自律 (++域) ・上位自律葛藤 (+-域) , 価値不全症候群中位自律葛藤 (-+域) , 自由損傷症候群中位自律葛藤 (-+域) である場合の抵抗的権力性愛として発現する.
  5. 自由拡張症候群が, 自律 (++域) ならば単なる「命令的被虐性愛」となり, 上位自律葛藤 (+-域) ならば「暴力的被虐性愛」となる.
  6. 疾患者は, 愛なき呪いを権力に抵抗したくない呪いの葛藤として官能的に表現する.

  7. 倒錯症候群/運動表現型; 性倒錯 (図表)
    自律できない自律したくない自律しなくともよい
    集団虚偽命令的加虐性愛被命令的被虐性愛異種性愛
    狂気暴力的加虐性愛被暴力的被虐性愛暴力的異種性愛
    家族虚偽性合的同性愛性反的同性愛老人性愛
    狂気同性愛相手の性転換自己の性転換暴力的老人性愛
    休息虚偽露出性愛窃視性愛小児性愛
    狂気強制視露出性愛暴力的窃視性愛暴力的小児性愛
    虚偽身体性愛物品性愛死体性愛
    狂気暴力的身体性愛暴力的物品性愛暴力的死体性愛

  8. ゆえに, 他者から権力を被る状況に性的な満足を得る.
  9. ゆえに, 自己に権力を加える他者を性的対象とする.
  10. 疾患者は, SM誘発因子を (仮想的に) 持つ他者を欲望し, 自身もSM誘発因子を (仮想的に) 持つ傾向にある (詳細は権力性愛を参照) .
  11. 自由の拡張性が強い疾患者では, より自由の拡張性が強い他者に, より強く抵抗し, より強く自己の自由を損傷される状況に性的な満足を得るので, これらはポジティヴ・フィードバックの関係にある.
  12. つまり, 弱い自己, 弱い他者, 弱い他者への抵抗, 弱い権力の行使などは忌避される傾向にある (容易に他者に服従する自己には満足できない) .
  13. 主体は, 加虐性愛と被虐性愛を併症し得るので, この自由力の相乗性は必然である.
  14. 究極的には, 最大規模の権力闘争への完全なる敗北を良とする, ゆえに, 自己の殺害に至る場合もある (フロイトの言及するエロスと対を成すタナトスの概念とも親和的である) .
  15. この勝利と敗北に彩られた性愛は, さながら権力闘争であり, そこに本能的な愛の介在する余地はない.

  16. 被虐性愛に関係する語句:
  17. 権力性愛の項に加虐性愛と合わせて記入している.

  18. 被虐性愛を規制する刑罰:
  19. 被虐性愛は, 凡そ他者に危害を加える行為ではないことから刑法の適応はないが, 精神疾患者として治療の対象となる.



Date.2008.03.04 

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